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パターンで見る選挙:公職選挙法を確認しよう

 

 

前回はインターネット選挙運動の際に配慮する事項について見てきました。

 

今回はそれ以外での選挙運動違反について考えてみたいと思います。

 

まず、選挙運動違反で検挙される人数を見てみましょう。

 

 

図1_衆参選挙違反件数_推移

図1_衆参選挙違反件数_推移

 

 

検挙件数を見ると衆議院選挙のほうが検挙者数が多い傾向であったことがわかります。

 

ただ、全体的に見ると選挙時に公職選挙法で検挙される件数は減少傾向にあります。

 

確かに、選挙違反件の検挙件数は減少傾向にありますが、選挙運動と政治活動の区分がハッキリしない部分があり、
選挙ルールについてしっかり頭に入れておかないと、思わぬルール違反をしてしまうこともあります。

 

今回は選挙に関するルールを調べる際に役立つ資料について見ていきます。

 

選挙のルールに関しては公職選挙法ががあります。

 

電子政府の総合窓口 e-Govで公職選挙法のページは下記アドレスになります。

 

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=325AC1000000100 

 

公職選挙法章立てを拡大表示したものが下記図になります。

 

図2_公職選挙法_章立て

図2_公職選挙法_章立て

 

 

第一章 総則から第十七章 補則と附則で構成されていることがわかります。

 

この公職選挙法で選挙権や選挙区、選挙期日から開票、選挙運動のルール等が決められています。

 

法律も目次部分をみていくと、具体的にどのようなことが記されているのかがわかります。

 

図3_法律目次

図3_法律目次

 

それぞれの章でどのようなことが記載されているのかがわかります。

 

第13章、第14章の選挙運動に関わる条文が多いこともわかります。

 

選挙運動はこれら条文に従って行うことになります。

 

新聞広告や政見放送等を行う際に配慮すべき事柄についても記載されています。

 

ただ、これら公職選挙法の条文は具体的なイメージを掴むことが難しいので、
わかりやすい具体例が記載された公的機関が発表したハンドブック等があると便利です。

 

わかりやすく選挙に関連するハンドブック等は各都道府県選挙管理委員会から冊子がPDF形式で公開されていることがあります。

 

ここでは宮城県選挙管理委員会、宮城県明るい選挙推進協会が公開をしているハンドブックを紹介したいと思います。

 

それが平成31年版 やさしい選挙の知識です。
https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/726124.pdf (2019年12月11日閲覧)

 

 

図4_宮城県選挙管理委員会_やさしい選挙の知識_表紙

図4_宮城県選挙管理委員会_やさしい選挙の知識_表紙

 

この解説書は選挙運動等でどのようなことができるのかがわかりやすくまとめられています。

 

選挙運動に関係する部分の項目を並べると下記のようなことが記されています。

 

図5_やさしい選挙の知識_項目

図5_やさしい選挙の知識_項目

 

 

ご自身が選挙に立候補し各種活動を行う際に、これらのガイドラインを事前に読み込み、
何ができて何ができないのかをしっかり頭に入れておくことでルールに従った活動ができます。

 

このガイドラインの14、15は何度も読み込んでおくといいと思います。

 

また、そもそも公職選挙法がどのような目的でつくられているのかから考えることで、
法律に則った活動ができるようになるはずです。

 

そして各種活動を行う際に疑問に関する事項はご自身で判断せず、
総務省、各都道府県、市区町村の選挙管理委員会に直接問い合わせ、
その回答内容に基づき行動することが大切になります。

 

思わぬ選挙違反を防止するためにも、前回、今回と選挙に関するルールについて見てきました。

 

次回は2020年に実施されるアメリカ大統領選挙に関するパターンについて観察し、
日本の選挙活動で活かせる部分はないかについて見ていきます。

 

 

【パターンで見る選挙の過去記事もご活用ください】

 

第01回_選挙時における有権者の投票行動パターン_地域別投票率
第02回_選挙時における有権者の投票行動パターン_年齡性別投票率
第03回_選挙時における有権者の投票行動パターン_期日前投票利用率
第04回_選挙時における有権者の投票行動パターン_投票決定時期
第05回_選挙時における有権者の投票行動パターン_政党別得意な地域
第06回_選挙当選者のパターン_統一地方選挙_新人候補者の当選率
第07回_選挙時における有権者の投票行動パターン_インターネット選挙運動活用時間
第08回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者が投票する際に考慮する内容
第09回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者のYouTube動画を見る割合
第10回_選挙時における有権者の投票行動パターン_年齢別有権者の各SNS利用割合
第11回_選挙当選者のパターン_参議院選挙_女性候補者の当選率
第12回_選挙時における有権者の投票行動パターン_無党派層の年齢構成と投票政党
第13回_選挙時における有権者の投票行動パターン_年金問題に関する有権者の反応は?
第14回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者は政党重視なのか候補者重視なのか?
第15回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者が支持政党を持たない理由
第16回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者がネット選挙運動で期待すること
第17回_選挙時における有権者の投票行動パターン_立候補者がSNSで情報発信する際に配慮すること
第18回_選挙時における有権者の投票行動パターン_インターネット上で有権者に信頼されるにはどうしたら良いのか?
第19回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者が選挙で役立ったと感じた媒体は何?
第20回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者がネット炎上を知る手段
第21回_選挙時における有権者の投票行動パターン_SNSから実際に会うことの効果について
第22回_選挙時における有権者の投票行動パターン_SNSで拡散されやすい情報は何なのか?
第23回_選挙時における有権者の投票行動パターン_政党別・都道府県別・国政選挙得票率の推移について 
第24回_選挙時における有権者の投票行動パターン_年代別有権者のYouTube等動画共有サイトの利用状況
第25回_選挙立候補者等のウェブサイト作成パターン_ウェブサイト改修に役立つ資料について
第26回_SNSトラブル回避方法について
第27回_インターネット選挙運動で法律違反をしないための公的参考資料について

 

 

この記事の著者

渡部 秀成
LLCつくばリスクマネジメント 代表社員
渡部秀成

1999年から公的機関、民間企業の大量テキストデータベース整備、検索システム構築、パテントマップ(特許情報)作成等、各国政治家発言、企業経営者発言、株式情報、有価証券報告書等のテキストマイニングに携わる。2011年東日本大震災時にTwitter上に書き込まれた200万件のツイート分析から風評被害対策の仕組みを体系化。
国内外の実験、論文等で明らかになっている、人の心理的・行動特性をベースにした多面的なソーシャルメディア分析を行い、現場で活用できるマニュアルに落としこむ作業まで行なっている。

この記事を書いた人

渡部 秀成

渡部 秀成
LLCつくばリスクマネジメント代表社員

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