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パターンで見る選挙:(有権者の行動パターンを観察してみよう:インターネット上で有権者に信頼されるにはどうしたら良いのか?)

前回はSNS上で情報発信する際に配慮することについて見てきました。

 

簡単にまとめると、

 

 
1 投稿する前には情報内容について吟味をする  
2 誹謗中傷等には感情的に対応しない  
3 通信端末等のウイルスチェックを行う  等となります。

 

これらの投稿ルールがあると、 ネット上のコミュニケーションについて一貫した応対が取れるようになります。

 

コミュニケーションが円滑に進むことで有権者との信頼関係を築く可能性を高めることになります。

 

では、人はインターネット上で知り合う人を信頼するかどうかを 何で判断しているのでしょうか?

 

人が信頼をする基準のようなものを理解しておくと、 SNS上での書き込み、候補者ウェブサイト作成に役立つと思われます。

 

この点について、調査した結果が2018年3月総務省から発表されています。

 

ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究がその報告書になります。

 

この報告書の中にインターネット上で知り合う人を信頼するかどうか判断する上で、 重要視していること (複数回答、日本)という調査結果があります。

 

この調査結果をグラフ化したものが下記になります。

 

図1_信頼要素

 

図表4-3-2-2 インターネットで知り合う人を信頼するかどうか判断する上で、重要視していること(複数回答) *http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd143210.html

 

 

この調査結果を見ると、重要視していることは特にないを除くと、 インターネット上で信頼される可能性を高めるには。

 

1 名前を明らかにすること 2 メールアドレス等の連絡先がわかること 3 オンライン上での発言

 

この3つが上位に来ています。

 

3のオンライン上での発言については、 前回の記事にあるような投稿ルールを作成することで対応することが可能であると思います。

 

また1の名前を明らかにすることについても、 候補者名等は明らかになっていることが多いと思いますので、 この点についてもクリアしているかたがほとんどであると思われます。

 

問題は2のメールアドレス等の連絡先がわかるかどうかということです。

 

例えば、Twitterでしたらプロフィール欄に ホームページへのリンク、 メールアドレス 等へのリンクがなされているかどうかを確認してみると良いかもしれません。

 

また、リンクが記載されていても、 ウェブページの移動、メールアドレスの変更等によりリンク切れしていないかどうか等の 形式面について、もう一度確認してみてはいかがでしょうか。

 

この調査結果を見ると、オンライン上での発言内容が、 その人を信頼するかどうかについて、 大きな判断基準になっていることがわかります。

 

気軽に投稿することができるのがSNS等の情報発信ツールですが、 有権者はそこでの候補者発言等から、 候補者等がどのような人であるかを判断している可能性が高いと言えそうです。

 

前回記事のSNS等で情報発信する際に配慮することについて、 もう一度ご覧いただき、今後、SNS等で投稿をする際にお役立ていただければと思います。

 

今回はインターネット上で信頼されるためには何をすればよいのかについて見てきました。

 

次回は有権者が最も役立ったメディアは何かについて見ていきます。 有権者が最も役立ったメディアについて知ることで、メディア対策にお役立てください。

 

 

【パターンで見る選挙の過去記事もご活用ください】
第01回_選挙時における有権者の投票行動パターン_地域別投票率
第02回_選挙時における有権者の投票行動パターン_年齡性別投票率
第03回_選挙時における有権者の投票行動パターン_期日前投票利用率
第04回_選挙時における有権者の投票行動パターン_投票決定時期
第05回_選挙時における有権者の投票行動パターン_政党別得意な地域
第06回_選挙当選者のパターン_統一地方選挙_新人候補者の当選率
第07回_選挙時における有権者の投票行動パターン_インターネット選挙運動活用時間
第08回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者が投票する際に考慮する内容
第09回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者のYouTube動画を見る割合
第10回_選挙時における有権者の投票行動パターン_年齢別有権者の各SNS利用割合
第11回_選挙当選者のパターン_参議院選挙_女性候補者の当選率
第12回_選挙時における有権者の投票行動パターン_無党派層の年齢構成と投票政党
第13回_選挙時における有権者の投票行動パターン_年金問題に関する有権者の反応は?
第14回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者は政党重視なのか候補者重視なのか?
第15回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者が支持政党を持たない理由
第16回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者がネット選挙運動で期待すること
第17回_選挙時における有権者の投票行動パターン_立候補者がSNSで情報発信する際に配慮すること

 

 

この記事の著者

渡部 秀成
LLCつくばリスクマネジメント 代表社員
渡部秀成

1999年から公的機関、民間企業の大量テキストデータベース整備、検索システム構築、パテントマップ(特許情報)作成等、各国政治家発言、企業経営者発言、株式情報、有価証券報告書等のテキストマイニングに携わる。2011年東日本大震災時にTwitter上に書き込まれた200万件のツイート分析から風評被害対策の仕組みを体系化。
国内外の実験、論文等で明らかになっている、人の心理的・行動特性をベースにした多面的なソーシャルメディア分析を行い、現場で活用できるマニュアルに落としこむ作業まで行なっている。

この記事を書いた人

渡部 秀成

渡部 秀成
LLCつくばリスクマネジメント代表社員

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