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パターンで見る選挙:(有権者の行動パターンを観察してみよう:)政党別に都道府県別得票数の変化について観察する

 

2019年もあと少しで終わろうとしています。

 

今年は統一地方選挙、第25回参議院選挙が執行された選挙年でもありました。

 

そろそろ次の衆議院選挙はいつになるのか?ということが気になる時期になります。

 

今回は国政選挙における政党ごとの都道府県別得票数がどのように変動してきたのかについて見ていきたいと思います。

 

候補者ご自身が所属している政党の得票数がどのように変化しているのかを見ることで、都道府県の情勢を考える資料として活用していただければと思います。

 

都道府県別得票数を見る前に、政党別獲得票数をみていきましょう。

 

グラフ化したものは政党別に2007年から2019年までの衆参議院議員選挙比例区の得票数をグラフ化したものです。

図1_政党別_得票数_推移

図1_政党別_得票数_推移

 

 

政党別の得票数推移を見てきますと政党ごとの傾向が見えてきます。

 

2009年の政権交代選挙では民主党が大きく得票数を伸ばしたことがグラフからも見て取れます。

 

公明党、日本共産党の得票数はおおよそ一定していることもわかります。

 

 

次により詳細に都道府県別に各政党の得票数の推移を見てみましょう。

 

 
 (*注:以下のグラフは都道府県別にY軸で表現される票数が異なるということと、選挙ごとに立候補した候補者数が異なりますので、その点を意識してご覧いただければと思います。)

 

 

 では自由民主党、公明党、日本共産党、民主党、社会民主党の順で見ていきます。
<自由民主党>

図2_自由民主党

図2_自由民主党

 

 

自由民主党のグラフで特徴的なのは2009年衆議院議員選挙での得票数急減です。

 

政権交代選挙と言われた選挙での得票数減少はグラフからもよくわかります。

 

その後の選挙では全体的に見れば得票数が戻ってきているような傾向にあることがわかります。

 

都道府県ごとに見ていきますと得票数を伸ばしている場所と、そうではない場所があることがわかります。

 

<公明党>

図3_公明党

図3_公明党

 

 

組織票が整っていると言われる公明党の都道府県別の得票数グラフです。

 

直近の国政選挙で得票数を戻している場所と得票数が減少傾向にある地域にわかれていることがわかります。

 

<日本共産党>

図4_日本共産党

図4_日本共産党

 

 

日本共産党も組織票が整っていると言われる政党です。

 

2013年選挙で得票数がピークになっている都道府県が多い傾向です。

 

ただその後の選挙では得票数が減少傾向にありそうです。

 

<民主党>

図5_民主党

図5_民主党

 

民主党は2009年の政権交代選挙で大きく得票数を伸ばしたのが特徴的です。

 

それ以降得票数は伸び悩んでいる傾向にあることがわかります。

 

<社会民主党>

図6_社会民主党

図6_社会民主党

 

社会民主党は都道府県別に見ても得票数が減少傾向にあることがわかります。

 

ただ沖縄県では得票数が増加傾向に転じていることがわかります。

 

さらに詳細な市区町村別に地図上で色分けしたものは下記サイトに掲載してあります。

 

https://datastats-election.info/

 

ご自身の選挙区内における得票数動向を調査する際にご活用ください。

 

今回は政党別の都道府県別得票数の推移について見てきました。

 

選挙を予定されているかたの地域の傾向はどのような状況になっているでしょうか?

 

今後どのような対策をすればいいのでしょうか?

 

これらの資料を参考に第5回の政党ごとに得意な地域もあわせてご覧いただき各種対策にお役立てください。

 

次回は選挙活動で利用されることも多くなったYOUTUBE等の動画投稿サイトについて見ていきます。

 

 
日本地図イラストは*Frameillust(←https://frame-illust.com/?cat=256)を活用させていただきました。

 

 

【パターンで見る選挙の過去記事もご活用ください】
第01回_選挙時における有権者の投票行動パターン_地域別投票率
第02回_選挙時における有権者の投票行動パターン_年齡性別投票率
第03回_選挙時における有権者の投票行動パターン_期日前投票利用率
第04回_選挙時における有権者の投票行動パターン_投票決定時期
第05回_選挙時における有権者の投票行動パターン_政党別得意な地域
第06回_選挙当選者のパターン_統一地方選挙_新人候補者の当選率
第07回_選挙時における有権者の投票行動パターン_インターネット選挙運動活用時間
第08回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者が投票する際に考慮する内容
第09回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者のYouTube動画を見る割合
第10回_選挙時における有権者の投票行動パターン_年齢別有権者の各SNS利用割合
第11回_選挙当選者のパターン_参議院選挙_女性候補者の当選率
第12回_選挙時における有権者の投票行動パターン_無党派層の年齢構成と投票政党
第13回_選挙時における有権者の投票行動パターン_年金問題に関する有権者の反応は?
第14回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者は政党重視なのか候補者重視なのか?
第15回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者が支持政党を持たない理由
第16回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者がネット選挙運動で期待すること
第17回_選挙時における有権者の投票行動パターン_立候補者がSNSで情報発信する際に配慮すること
第18回_選挙時における有権者の投票行動パターン_インターネット上で有権者に信頼されるにはどうしたら良いのか?
第19回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者が選挙で役立ったと感じた媒体は何?
第20回_選挙時における有権者の投票行動パターン_有権者がネット炎上を知る手段
第21回_選挙時における有権者の投票行動パターン_SNSから実際に会うことの効果について
第22回_選挙時における有権者の投票行動パターン_SNSで拡散されやすい情報は何なのか?

 

 

この記事の著者

渡部 秀成
LLCつくばリスクマネジメント 代表社員
渡部秀成

1999年から公的機関、民間企業の大量テキストデータベース整備、検索システム構築、パテントマップ(特許情報)作成等、各国政治家発言、企業経営者発言、株式情報、有価証券報告書等のテキストマイニングに携わる。2011年東日本大震災時にTwitter上に書き込まれた200万件のツイート分析から風評被害対策の仕組みを体系化。
国内外の実験、論文等で明らかになっている、人の心理的・行動特性をベースにした多面的なソーシャルメディア分析を行い、現場で活用できるマニュアルに落としこむ作業まで行なっている。

この記事を書いた人

渡部 秀成

渡部 秀成
LLCつくばリスクマネジメント代表社員

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