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デジタル戦略家が語る「英:労働党はSNS選挙で勝利した」|ガーディアンの記事を読み解く

6月8日に行われた英国総選挙ではメイ英国首相率いる保守党が議会で過半数割れし、第1党の座は守ったものの”保守党敗北”との報道が多く伝えられました。

 

その一方で、最大野党である労働党の躍進を支えた若年層の投票率の上昇にも注目が集まりました。労働党を中心とした野党が、若者を投票に行かせるためにSNSを活用し、それが功を奏したとされています。

 

今回は、2017年6月9日に掲載されたガーディアン紙“Labour won social media election, digital strategists say ”(デジタル戦略家が語る「英:労働党はSNS選挙で勝利した」)から、保守党・労働党周辺のデジタル戦略家の声をまとめました。

 

https://www.theguardian.com/politics/2017/jun/09/digital-strategists-give-victory-to-labour-in-social-media-election-facebook-twitter

 

theguardian

 

(イメージ:同ガーディアン紙6/7号『Tories and Labour use social media to target ads at specific seats』より)

 

労働党の勝因は『支持者との一体感を盛り上げるためのSNS活用』と専門家

 

・キャメロン前首相の元プレスアドバイザーが「非常に洗練された労働党のSNSでの存在感」を称賛する一方、他の内部関係者は「保守党のデジタル選挙戦は準備不足で無反応なものだった」と批評。

 

・野党は、勢いを増していたコービン労働党・党首の支援強化を目的としたFacebookとYouTubeの活用に、保守党よりも多くの投資をした。

 

・投票日当日の労働党はハッシュタグ「多くの人々のために」#forthemany をTwitterでプロモートするために相当の金額を費やしている。Twitterは労働党のネット拠点と見られており、一つのハッシュタグを宣伝する権利を購入するには5万ポンド(700万円前後)の費用がかかるが、若年層の票を集めるためには見合う支出だったようで、労働党の実績に重要な役割を果たした。

 

・労働党はSNSでポジティブかつ希望に満ち溢れたメッセージを伝えていたが、同様の戦略はマクロン仏大統領、オバマ前大統領、そしてあのトランプ氏にも使われていた。

 

・ 若者を投票に行かせるためにどうすればよいかは繰り返し議論されてきたことだが、今回の労働党のSNS戦略は明らかに上手く機能した。人々に活力を与え、外に出て投票させるところまで促すことができた。

 

労働党と保守党の大きな差 SNSで”一体感”か”攻撃”か。

 

・労働党は、保守党を批判するためではなく有権者の基盤を構築し、意欲を沸き立たせるためにFacebook・Twitter・オンラインビデオを利用していた。それとは対照的に保守党は選挙戦の土壇場で労働党周辺を攻撃するためにSNSを使った。

 

・労働党のコービン氏を支持する若者が多く属する政策集団の左翼組織”モメンタム”が、ネットで巧妙な中傷広告を繰り広げてくれた一方で、保守党には右翼サイドに左翼と同等の第三者の選挙活動グループがなかった。第三者選挙活動グループは浮動票(どの政党にも属さない人)を集めるための大変重要な役割を果たすが、その有無により保守党と労働党との差が開いてしまった。

 

保守党の敗因『SNS発信のメッセージの対象者違い』『遅い反応』『”投票へ行こう”メッセージが無かった』

 

・保守党の選挙戦にサービスを提供したあるデジタル専門家は「保守党は、自らの支持者を結束力と高めるためのFacebook広告よりも、浮動票を有する労働党投票者向けの広告の方により多くのお金を費やしてしまった」と述べている。この戦略は保守党が雇った戦略家による予測データに基づいていたそうだが「その戦術は私が行ってきたどの選挙とも違うんです。通常は有権者を確実に投票所に向かわせるためにより多くのお金を費やしますから」。

 

・7,000以上の政治に関連するFacebook広告を追跡したある分析家は「保守党は労働党圏にも展開していたが、保守党自身の周辺を守り切れていなかった」「ラスト48時間の保守党のSNS動画での人々への投票へ行こう!という呼びかけは、労働党の半分以下だった」と述べている。

 

・保守党はネット選挙の強みでもある”迅速な反応力”を活用できておらず、いくつかの広告は制作から発行までに4日もかかっていた。

 

・保守党の厳格な規律と相まった「準備不足」が、オンラインでメッセージを届けるというネット選挙における自由な行動を困難にしてしまったようだが、労働党はその点を上手く使いこなせた。

 

ネット選挙の役割

 

 ・「要は活動に携わる人々の関係を構築をすることが大切。SNSは人々が結束するための接着剤のような役割を提供できます。人々を投票に行かせるための重要な要素は、”一体感”を盛り上げること、それがSNSでは可能なのです」

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