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【米大統領選】トランプ氏の勝利を予測する上で世論調査よりいい仕事をしていたのは“SNS分析”だった|TechCrunch のニュースを読み解く

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先月行われた2016年米大統領選の結果は、『メディアによる世論調査の正確性』に多くの疑問を投げかけました。

 

それを踏まえ、今回は2016年11月10日にTechCrunchに掲載された“Analysis of social media did a better job at predicting Trump’s win than the polls”(SNSの分析は、世論調査よりもトランプの勝利を予測する上で優れた仕事をしていた) という記事の概要をまとめました。

 

※イメージ、表はTechCrunchより引用

 

トランプ氏はSNSでの出現率が高く、自身の支持を表明しない“浮動票を持つ有権者とのエンゲージ”が多かった。

 

表1:選挙中のポジティブな印象とエンゲージメントの推移(2016年1月~11月)

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■多くの世論調査が米大統領選挙での民主党ヒラリー・クリントン氏の余裕の勝利を予測していたことから、現行の予測モデルには何かしらの欠陥があることが判明した。

 

■データ科学の研究者が、世論調査が機能しなかった理由を探る中、多くのSNS分析会社は実世界の動きを追跡・把握し、トランプ氏の勝利の可能性を前もって見出していた。

 

■SNSアナリスト:フィル・ロス氏は「両候補のSNSの動きを監視していたアナリストは、既に数ヶ月前からこの選挙の結果を予測していた。また共和党候補の周辺で形成されていた沈黙を続ける大規模な有権者基盤の存在についても指摘していた。さらに、選挙前の全ての世論調査は実際の状況を反映していないと警告を続けていた」としている。

 

■クリントン氏の手法は、TV広告でトランプ氏を打ち負かす、より多くの地方オフィスを設立する、勝敗の鍵を握る激戦州にスタッフを派遣するなどが挙げられるが、トランプ氏の場合はSNSを活用して視聴者にリーチし、ファンを増やす方法で戦った。

 

■トランプ氏は「どんなプレスも良いプレス Any press is good press.」という古い格言から恩恵を受けたようだ。

 

■アクセス・ハリウッドによってトランプ氏の女性蔑視とも取れる内容のテープがリークされた10月7日にはトランプ氏の選挙選において最も低いファン数が示されたものの、一方では選挙前日にはSNSにおいて他のどの日よりも多くのファンを獲得したことが明らかになっている。

 

表2:ファン総数の推移(2016年10月~11月)
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■選挙期間中、多くのアナリティクス企業が支持する政党・候補者が一定しない有権者(浮動票)がSNS上でトランプ氏とのエンゲージメント(繋がり=例:いいね!、シェア、コメントなど)があることを発見していた。とはいえ、その当時はSNSでの数字がトランプ大統領を生み出す現実的な票に繋がるとは考えられていなかった。

 

■評論家は、SNSでのエンゲージメントは意識を高めること以外にほとんど意味を持たないし具体的な変化をもたらすことはないと言い続けていた。歴史的に見ても、誰もが「いいね!」や「シェア」が票に繋がる確信を持っていなかった。

 

SNSでのポジティブな印象はクリントン氏よりもトランプ氏の方が多かった。

 

表3:トランプVSクリントン ポジティブな印象の傾向(2016年10月~11月)

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■トランプ氏はSNSでの“エンゲージメント”が多かっただけでなく、選挙当日のポジティブな印象がクリントン氏を越えていた。

 

■選挙の途中経過を見ても、クリントン氏よりもトランプ氏の方がSNSでより多くのポジティブな言及がされている。

 

■クリントン氏が10月下旬~11月初めかけてポジティブな印象の差を縮めたものの、トランプ氏に対する印象は11月8日に再度急上昇した。

 

■テレビ討論の最終回までは、トランプ氏に対するネガティブ感情はクリントン氏よりも多かったが、選挙日が近づくにつれて2人へのネガティブな印象の差は縮まった。

 

 

表4:トランプVSクリントン ネガティブな印象の傾向(2016年10月~11月)

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■トランプ氏は10月初めから11月7日にかけてFacebookとTwitterでより多くの支持があったと発表する分析会社も。ポジティブな印象は、クリントン氏の48%に対してトランプ氏は58%だったとしている。

 

勝利の瞬間まで沈黙を貫いたトランプ氏支持者が大勢いた?

 

表5:「トランプ氏が次期大統領に」と1分間に3万ツイートが行われた瞬間(選挙当日11月8日-9日)  

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■トランプ氏は選挙の日を含めて多くの選挙サイクルを通じてTwitterで多く言及されたという数字
が出ている。11月8日から11月9日の午前1時30分(EST:東部時間)にかけては、クリントン氏の270万件を上回り、490万以上のトランプ氏に関連する言及がされた。

 

■沈黙するトランプ支持者の少なくとも一部は、トランプ氏勝利の可能性が見えてきてから初めてSNSに姿を現すようになった人がいたことが伺える。 トランプ氏が激戦州のフロリダ州、オハイオ州を当確にした後、トランプ氏支持のツイートが急上昇したと報じるメディアもあった。

 

今後の選挙結果の予測では、SNSの分析に大きな期待が寄せられるだろう

 

■どのソーシャルメディア分析会社もSNSの分析上でトランプ氏優勢のデータが出ていることは認識していたものの、直接的にトランプ氏の勝利を意味していたとは信じていなかった。

 

■SNSでさえ多くのトランプ支持者を見過ごしていた可能性もある。今回の選挙では、相当数の”沈黙する”トランプ氏支持者がいただけでなく、トランプ氏寄りに傾きながらもSNSで自分の考えを表明しなかった支持者も多かったとも考えられるからだ。

 

今回の選挙戦におけるSNSによる予測分析の成功は、今後の選挙予測でSNSがより注目されることを意味している。とはいえまだSNSだけで全てが分かるわけではないし、(正確な!)世論調査は引き続き必要だ。

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