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北海道5区衆院補選 激突候補のネット選を総ざらい。人気投稿から新たなネットの使い方まで

▽和田義明(自民・新)当選、13万5842票
▽池田真紀(無・新)、12万3517票

 

敗れた池田真紀氏はあと1万2千票というところまで追い上げ、両候補にとって非常に厳しい選挙戦となりました。

 

与党対野党連合の戦いとして大きな注目を集めた補欠選挙でしたが、ネット選挙はどうだったのでしょうか。
選挙開始直後のネット活用状況は12日のブログでご紹介していますが、今回は結果を踏まえた上で、各候補のネット利用を振り返ってみましょう。

 

 

■FacebookとTwitter フォロワー数の推移
まずは選挙開始の12日から投票当日24日までのSNSのフォロワー数増減の推移です。

 

20160427

・()内は開始日に対する増減比率です。
・写真:各候補Facebookプロフィール写真より

 

表のうち、和田候補のTwitterフォロワー数の少なさに驚く方もいるかもしれません。実は和田候補は選挙開始前日(11日)夜にTwitterアカウントを開設しましたが、フォロワー数は最後まで池田候補に追いつくことはありませんでした。
しかし和田候補のTwitterフォロワー数・Facebookいいね数の増減推移は最終的にFacebook=1.8倍、Twitter=1.71倍となっており、池田氏のFacebook=1.5倍・Twitter=1.4倍と比べて高い結果となりました。
増減率の途中経過でも和田候補をSNSで追う人の増加率が池田候補よりも多かったことがわかります。
一部のメディアでは中盤に「池田候補が優勢」と報じられることもあったようですが、和田候補のネット選挙が功を奏して票の増加に繋がったともいえるかも知れません。

 

■ネット選挙で発信したその内容は?最もリアクションが多かった投稿はこれだ!
両候補ともネット選挙に力を入れていたことは12日のブログでもお伝えしていますが、各候補のSNS投稿は具体的にどのようなものだったのでしょうか。

最も多くのリアクション数を獲得した投稿のランキングは次のとおりです。
(シェア数100以上の投稿からピックアップしました)

20160427-2


最も多くリアクションを獲得したのは、池田候補のFacebook投稿PR動画でした。

リアクション657という数もさることながら、644と脅威のシェア数。

参考に、安倍晋三・総理大臣のFacebookページと比べてみると、時事的かつ拡散マインドの多そうな熊本地震関連投稿のシェア数が約300~600ですので、選挙戦候補のリアクション数・シェア数の600超はかなりの数字を獲得したといえるのではないでしょうか。

 

投稿に対するリアクションを得られることで発信した内容に対する手応えが確認できますが、受け手からのシェアが増えれば、その受け手の先にいるユーザーへのアプローチも期待できます。

しかし「シェア」はそのユーザーのタイムラインに自分の投稿として出てくるため、「いいね!」やその他のリアクションよりもユーザーのハードルは高いと言われています。
今後のSNS活動では、リアクションを多く得ることに加え、いかに自分のフォロワーに”高いハードルを超えて”「シェア」してもらえるかが鍵になるかもしれません。

 

一方、和田候補の投稿では『小泉進次郎・衆議院議員』に関する投稿と『シェアのお願い』にユーザーからの反応が顕著でした。知名度のある応援弁士のアピールと、ユーザーを巻き込んでのシェア依頼で一体感を盛り上げたことが和田候補のSNSでのネット選挙活動の特徴といえます。

 

 

■注目を集めた池田陣営の「でんわ勝手連」Facebookでボランティアを募集し約600人が参加!
今回は陣営そのものでなく勝手連として、池田真紀候補を応援する「でんわ勝手連」も注目を集めました。

 

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写真:でんわ勝手連Facebookトップページより

 

(「勝手連」とは、日本の政治を変え、世の中を良くするために市民が積極的に選挙に参加し、市民の声を託せる候補者を〝勝手〟に選び、〝勝手〟に応援する市民運動です。全国勝手連連合会・総本部ホームページより)

 

具体的な内容は、賛同した人に「でんわ勝手連」のFacebookページからマニュアルやリストをダウンロードして自宅などから選挙区内の有権者に投票依頼の電話を掛けてもらうもの。
25日の「でんわ勝手連」Facebookページの報告では、ボランティア数=594人、総架電数=50,917件だったそうです。

 

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写真:でんわ勝手連Facebookより

 

今回の「でんわ勝手連」の活動が実際にどれほどの票に繋がったのかなど課題はいくつかあるようです。
しかし選挙区外の人にも幅広くボランティア活動を依頼する手段としてFacebookでメンバーを募ったこと、そして場所を選ばずに活動できる電話という手段を取ったことがこれだけ大規模な動きに繋がったのは間違いないでしょう。

 

また「でんわ勝手連」以外にも、池田候補支援者は「非公式bot」やその他の応援アカウントをネット上で運用をしていたようです。

そのような人向けの発信なのか、投票前日には池田まき陣営の各SNSで「ネットでの選挙運動は今日まで!」とのきめ細かい投稿もありました。

 

20160427-5

 

 

■Facebookのいいね!は多機能の感情表現に変更
かつてのFacebookは「いいね!」は1酒類のみのリアクションでしたが、今年に入ってから投稿内容に「いいね!」以外の感情もリアクションができるようになりました。
「いいね!」「超いいね!」「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」の6つから選べます。

 

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「悲しいね」「ひどいね」もあり、リアクションが必ずしも肯定的なものだとは受け取れなくなりましたが、各アイコンを押した人数は一目でわかるようになっているので、コメント内容で投稿に対して肯定的か否定的なのかの割合を見るよりぐっと見やすくなりました。

 

仮に否定的なリアクションが多かったとしても、具体的なユーザー反応を見ることができるようになったことには大きな価値があるのではないでしょうか。

 

 

■夏の参議院議員選挙に向けて
与党自民党の勝利に終わった北海道5区の衆議院議員補欠選挙。
ただ2候補ともネット選挙にはかなり力を入れていたことは間違いはありません。
SNSのフォロワー数の増減率やリアクションの多さが実際の票に繋がっていたとも考えられ、SNSでの反応も1つの支持率判断ツールとして活用できる時代となりました。

 

夏に近づき、いよいよ次の大型選挙は参院選となります。
立候補予定者はもとより、それぞれ応援される衆院議員や地方議員の方なども今回の北海道5区候補の投稿内容を参考にしつつ、SNSを選挙モードにアクティベートする準備をお薦めします。

この記事の著者

工藤裕一郎
株式会社ジェイコス
工藤 裕一郎

1992年、学生時代から政治に携わる。1998-2002年、国会議員の地元秘書。2003-2011年、地方議会議員(政令市)、ITとWebを ライフワークに議会内外で活動。2012-2014年、国会議員の会館秘書、選挙を含めたネット活動の責任者。2015年より現職。

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株式会社ジェイコス

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