勝つ!政治家.com
お問い合わせフォーム
ホーム > コラム一覧 > ニュース > 新成人は121万人。各自治体の試行錯誤ながら新成人向け「オモシロ選挙啓発」!

新成人は121万人。各自治体の試行錯誤ながら新成人向け「オモシロ選挙啓発」!

昨年6月にいわゆる「18選挙権」の法律が成立しましたので、今夏の参議院議員選挙(もしかしたら衆議院総選挙も同時に行われる?)から満年齢18年以上の人が選挙に参加が可能になります。

ニュースなどでも大きく取り上げられていたため、新たに選挙権を得る「18歳」の若者に対してどのように選挙について伝え、投票に行ってもらうかについての話題は数多く見受けられました。

一方で今年の新成人も同様に新有権者であり、新成人となった後に初投票となる最後の世代でもあります。

 

今回は今年の新成人=新有権者に向けた各自治体の選挙啓発活動をご紹介いたします。

 

■成人式で模擬投票を実施する自治体増!でも、来年には成人式での模擬投票は消滅?

 

各自治体や選挙管理委員会、そして各地の新成人ボランティアが中心となって成人式(「新成人のつどい」と呼ばれることが多い)が開催されますが、選挙に関心を持ってもらうために模擬投票を実施するところが多くありました。
今年は、東京都世田谷区・目黒区・千代田区、名古屋市北区、岡山市など全国各地で模擬投票が行われました。
20歳になり選挙権を持つ新成人に投票を体験してもらおうと企画されたもので、どの自治体も投票箱や投票用紙、記載台などは実際の選挙で使用するものが設置されるのが特徴です。

 

各自治体のお題(争点?)は
◯世田谷区「東京オリンピック・パラリンピックの親善大使を任せるならこの人」
◯名古屋市北区「カップルで行きたい観光スポットは?」
◯岡山市「より魅力あふれる岡山市にするのに何が必要か」
でした。
各地域に関連する題材が練られており、新有権者に「自分の住む地域をよりよくするために」考えてもらうものとなっていました。

 

ちなみに千代田区の過去の題材は、
◯平成27年「好きなゆるキャラを選ぶ」
◯平成26年「好きなアニメの主人公を選ぶ」
となっており、特に地域と関連性のない年も。
まずは「投票」という行為を体験してもらうことが大切との判断だったのかもしれません。

 

今年、模擬投票をした新成人からは「参院選には必ず足を運びます。」という声が多かったようで、模擬投票での投票体験で「選挙権」を持ったことの重みを実感できた人は多いようです。
一方で、来年の新成人は現在19歳。
つまり今年の夏には有権者となっており、来年の成人式では実際の投票経験を済ませている(全員が投票に行っていることを望ましいと考えられます)ということです。
こうしたことから来年の成人式では模擬投票という選挙啓発スタイルは消える可能性が大きいのではないでしょうか。
いずれにせよ、これまで模擬投票は貴重な成人式での経験となったことでしょう。

 

■ネットで「クオリティ高すぎ」と話題の神奈川・大和市の成人式の選挙啓発は?

 

昨年の「第15回成人式大賞2015」で成人式優秀賞を受賞した神奈川・大和市。
大和市では在住の新成人が成人式実行委委員会を発足し、若者視点での新成人のつどいを企画しています。

 

大和市1

 

一昨年、昨年と成人式の広告モデルに萌えキャラを採用するなどネットで話題になっていた大和市成人式ですが、今年もYouTube動画・フェイスブック・ツイッターの運用等、若者の興味を引くための趣向が凝らされていました。

 

大和市2

 

大和市3

 

大和市の過去の成人式で行われた選挙啓発では、選挙の話題をクイズ形式で進めて新成人の関心を集めていました。
例えば、「大和市の期日前投票所は、大和市役所とどこでしょうか?」という4択の問題。
単に「期日前投票所は市役所と○駅前です」と告知するよりも、クイズの回答を考えることで期日前投票所に対する意識が高まる効果が期待でき、手の込んだ選挙啓発活動が行われており、成人式大賞で成人式優秀賞を受賞したこともうなずけるクオリティです。

 

■横浜市選管が選挙啓発冊子『ウェブはたちBOOK』PDFをホームページで公開

 

横浜市では毎年、「選挙AtoZ」「主な選挙の話題」「投票率」「インターネット選挙について」などをまとめた、選挙啓発冊子『横浜はたちブック』を新有権者に送付しています。

 

横浜市
(横浜市ホームページより)

横浜20歳(はたち)BOOK2015年版は横浜市のホームページに掲載されており、2016年版も追ってホームページにアップされるようです。

選挙に関する情報・詳細は、総務省への外部リンクを貼り付けるのみの自治体が多い中、横浜市は独自の選挙啓発冊子を作成、交付を行う取り組みを行っています。

 

■2月に「京都市長選」 リアル投票が迫る京都市新成人のための選挙啓発

 

成人式を迎えて1ヶ月もたたない2月7日に市長選の投票を控える京都市の新成人。
他の自治体よりも、投票を促す啓発には力が入っていました。
京都市情報館と呼ばれる京都市のホームページでは、大々的に『~さあ,あなたも投票デビュー!~ 「京都市成人の日記念式典」における選挙啓発の実施について』告知が行われました。

 

京都市

選挙啓発の内容も充実。
楽しみながら段階を踏んで、最終的に投票を促進するという手の込んだ仕組みとなっています。

(1)舞妓さんとの記念撮影等 舞妓さんと一緒に写真撮影できる選挙期日を掲載したパネルを設置して投票参加の呼びかけを行い→
(2)めでた獅子によるパフォーマンス等 「めでた獅子」が明るい選挙推進キャラクター「めいすいくん」とともに会場を練り歩き、「2/7京都市長選挙」の啓発パネルを持ったスタッフが一緒に回り、投票用紙を模したガチャガチャ抽選参加券を配布しながらブースへの誘導と投票参加を呼びかける→
(3)ガチャガチャノベルティ抽選 抽選参加券を投票箱に投函した新成人に投票済証の代わりにガチャガチャコインを進呈し、あぶらとり紙等が当たるガチャガチャを楽しみながら投票の雰囲気を体験できる。

 

モノに釣られて投票・・・という言い方をしては身も蓋もありませんが、20歳の新有権者に投票に行ってもらうためには、なによりも2月7日の京都市長選の認知が大切!ということで、舞妓さんや選挙推進キャラクター「めいすいくん」、そして「めでた獅子」とゲスト総出で、新成人の選挙啓発キャンペーンに務めました。

 

 

(まとめ)
「20歳の新有権者」が生まれる最後の年となった本年ですが、今後、18歳選挙権が施行されれば成人式での選挙啓発は縮小する傾向にあるかもしれません。
成人式において「選挙」や「投票」について学び、その権利の重みを実感することは新成人・新有権者にとって良い機会だったと言えますが、今後は20歳の新成人を対象に行ってきた選挙啓発が18歳の新有権者に向けられることになります。
新有権者に選挙啓発を実施するためには様々な工夫が必要になるでしょう。
また、20歳よりも更に年齢が引き下がった18歳を対象にした選挙啓発では、インターネット活用方法の丁寧なガイダンスも不可欠です。
政府、教育機関、また各自治体の今後の選挙啓発活動に注目が集まります。

この記事の著者

苅部 学
株式会社ジェイコス 取締役
苅部 学

大手不動産会社の営業を経て1999年Web制作会社へ入社。2005年にWebコンサルティングに特化したJCOSへ参画。取締役就任。業界歴10年の経験を活かし、大手メーカーを中心にWeb戦略をコンサルティングし顧客の業績アップを果たす。
現在は政治家専門のWebコンサルティング事業を展開し、様々な政治家へWeb戦略のアドバイスを行なっている。

この記事を書いた人

苅部 学

苅部 学
株式会社ジェイコス
取締役

>>記事一覧を見る

この記事をシェア

  • Facebookでシェア

コラム著者一覧

実績・事例が知りたい

100人を超える戦績(2015年12月末時点)

参議院選挙、衆議院選挙
東京都知事選挙、県知事選挙、
市長選挙、県議会議員選挙、
市議会議員選挙ほか、各種選挙。

どんなサービスを提供しているの?

継続プラン

政治活動をサポートする

継続プラン

選べる4タイプ!

ネット選挙特別プラン

直前の選挙に備える

ネット選挙特別プラン

首長選挙プラン

お得なパッケージ

首長選挙プラン

株式会社ジェイコス「勝つ!政治家.com事業部」TEL 03-5212-4377
〒102-0083 東京都千代田区麹町3-7-9 センダビル4F 担当:苅部(かりべ)まで

  • facebook
  • twitter