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何票あれば当選できる?~統一地方選挙を振り返る~

その中で、地方自治体議会における選挙結果から、当選議員の最低得票数、次点との得票差などを調査。選挙が行われた(無投票当選を除く)一般市町村(政令市を除く)、東京23区(特別区)、政令市、都道府県ごとに、いずれも人口が少ない順に5地区ピックアップ。
さらに有権者数が少ない順に並べ替えグラフ化し、比較しました。

 

<データ情報>
※人口データは、2015年推計人口の統計年月日(市町村によって異なる)のデータに基づき調査。
※無投票選挙はデータから除いて作成。
※市区町村議選については、全586ヶ所で実施。
 市・区・町・村はそれぞれ人口の単位が大きく異なるため、別々に結果をピックアップ。
※全国20ある政令市のうち政令市議会選挙が行われたのは17市。
※全47都道府県のうち都道府県議選が行われたのは41都道府県。

 

◆市議会議員選挙結果

 

151218市議会

 

★当選最低得票数(オレンジの折れ線グラフ)
5市のデータ(立候補者数は11~17名)を分析すると、投票者数の4.6~5.8%を確保できれば当選できるという結果が出ています。また、垂水市を除き、有権者数に比例した動きを見せています。

 

★次点との得票差(表の数値を参照)
芦別市の最低得票数での当選者は、次点とわずか1票差で当選を果たしています。

 

 

◆町議会議員選挙結果

 

151218町議会

 

★当選最低得票数
5ヶ所の町(立候補者数9~11名)を見てみると、投票者数の5.5~8.7%を確保できれば当選できるという結果が出ており、市議会議員選挙よりも高めの数字となりました。中頓別町を除き、有権者数に比例した動きを見せています。

 

★次点との得票差
5ヶ所の町全ての数字を見ると、3票~39.3票という比較的わずかの差で当選しているのがわかります。

 

 

◆村議会議員選挙結果

 

151218村議会

 

★当選最低得票数
5ヶ所の村(立候補者数7~11名)の当選最低得票数を見てみると、投票者の8.4%~12%を確保できれば当選できる結果が出ており、市議会議員選挙よりも高い町議会議員選挙より、さらに高い結果となりました。

 

★次点との得票差

黒滝村では、わずか2票の差で当落が分かれるという結果となりました。

 

 

◆区議会議員選挙結果(東京23区)

 

151218区議会

 

★当選最低得票数
渋谷区を除き、有権者数に比例して多くなる傾向が見られました。また、5ヶ所の区(立候補者数36~50名)を見ると、有権者数の1.6%~2.2%というわずかな数で当選可能というデータが出ています。これは、区議会議員選挙の場合、上位層が多くの票を確保しているのが主な要因だと考えられます。市議会議員の場合はトップ層の票が当選最低得票数の1.6~2.4倍程度ですが、区議会議員の場合はトップ層の票が当選最低得票数の3.5~5倍近くあり、かなりの開きが見られました。

 

★次点との得票差
次点者は、2万~6万人もの投票者数に対しわずか千代田区5票、渋谷区10票、荒川区16票差で落選するという結果になりました。

 

 

◆政令市議会議員選挙結果

 

151218政令市

 

★当選最低得票数
定数が3~11と少なく、立候補者数もそれをわずかに上回る程度だったため、最低得票率は有権者数の6.1%~19.6%と高い結果になっています。

 

★次点との得票差
浜松市は投票者数18,864人に対し27票、岡山市は投票者数37,081人に対し45票という得票差になっています。

 

 

◆都道府県議会議員選挙結果

 

151218都道府県議会

 

★当選最低得票数
定数1に対し立候補者数2という県が4ヶ所(八頭郡以外)。そのため、「当選最低得票数=最高得票数」となるため、有権者の半数以上(23.3%~62.8%)を占める結果となりました。

 

★次点との得票差
定数に対し立候補者が少ないため、得票差の開きは大きくなっています。

 

 

◆まとめ

まず全体を見ると、グラフは政令市議会を除き多少の違いはあるものの大方同じ形状となりました。その他、特に町、村はもともと立候補者が少ない傾向にあり、無投票当選も目立ちました。

 

以下、項目別の特徴を見てみましょう。

 

★最低得票ライン
定数、立候補者数、投票者数、票の偏りなどにより、結果は異なりますが、今回出た数字が各自治体議員のおおよその当選最低ラインと見ることができるでしょう。市議会は3桁、町議会、村議会は2桁という意外にも少ない票数で当選可能だということがわかります。

 

★次点との得票差
いずれの選挙でもわずかの票差(中には一桁という僅差のケースも)であるケースが見受けられ、ほんの少しの選挙対策で逆転現象が起こす可能性があることがわかります。

 

以上の結果から、注目したいのが、どの選挙においても当選最低得票数と次点との得票差がわずかなところが存在していること。次点におわった立候補者も選挙対策を工夫することでこのわずかな票を確保することができれば、当選が可能だということです。

 

その手段として、ひとりでも多くの有権者と握手したり演説の機会を増やしたりする方法がありますが、もしまだネットによる活動を行っていないのであれば、すぐに開始してみるべきではないでしょうか。

 

来夏の参議院議員選挙から有権者が18歳以上になりますので、票を伸ばす対策をとるならこの層はターゲットでしょう。生活の中で当たり前のようにインターネットを活用する若い世代に向けたメッセージを、ホームページ、ブログ、Facebook、Twitterなどを活用して伝えていくことが、より確実に勝利に導く手段となるでしょう。

この記事の著者

工藤裕一郎
株式会社ジェイコス
工藤 裕一郎

1992年、学生時代から政治に携わる。1998-2002年、国会議員の地元秘書。2003-2011年、地方議会議員(政令市)、ITとWebを ライフワークに議会内外で活動。2012-2014年、国会議員の会館秘書、選挙を含めたネット活動の責任者。2015年より現職。

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