勝つ!政治家.com
お問い合わせフォーム
ホーム > コラム一覧 > ネット戦のノウハウ > 2015年統一地方選挙対応 ネット選挙を成功に導く7つのポイント解説 第4回

2015年統一地方選挙対応 ネット選挙を成功に導く7つのポイント解説 第4回

 

【ポイント4】スケジュールを逆算する

選挙は投票日までという限られた時間の中での闘いなので、スケジュール管理が非常に大切です。告示日と投票日という選挙日程は早めに分かりますので、政治活動期間と選挙期間に分けて、何をいつ頃やるのかを日程に落とし込みましょう。

 

告示前の政治活動期間でも、立候補表明の記者会見や政治資金パーティー、応援弁士を招いての演説会といったヤマ場となるイベントがあります。こうしたイベントの告知はこれまで電話や郵便物が主流でしたが、ネットを活用しての集客も少しずつ広がっています。また、こうしたイベントを告知すること自体がフォロワー(もしくは友達)を増やすコンテンツにもなります。

 

ただし、政治活動期間中に注意したいのが公選法の「事前運動の禁止」です。ネット選挙が解禁といっても、あくまで告示日から投票日前日までの話です。従来通り、政治活動期間中に投票依頼やその類となる記事や動画を掲載したりメール等で送ることは禁止されています。公示・告示の前日に出陣式や個人演説会の予定を公開したり、選挙事務所開設を告知したりすることは「フライング」にあたりますのでご注意ください。

 

選挙運動期間中は、演説会、応援弁士の日程、総決起集会など、予定がわかるものはどんどん公開していきましょう。従来の地上戦・空中戦のスケジュールとは別に、インターネット上だけのイベントも入れたいところです。

 

 

これまで、候補者がSNS上での質問に答える「回答タイム」や、選挙事務所の様子を「100時間生放送」と題して最終日まで4日連続のネット中継をした陣営もありました。こうした発信は内輪で盛り上がってもマイナスイメージですから、どうすれば有権者の心に響く企画になるかをよく考えて行うことが大切です。

 

こうしたイベントは、選挙期間までに獲得したフォロワー、ファンに拡散のお願いをしていきましょう。その人たちが友達に候補者の魅力を伝えてもらえるよう「熱伝導」の流れを作ります。但し、お願いばかりは禁物です。毎日の街頭演説などではなく、決起集会など「ここぞ」というイベントの時だけ拡散のお願いをする方が効果は高まります。

 

発信のタイミングも重要です。参院選や知事選は17日間もありますから、いつの時点で何を発信するのか、スケジュールを見ながら考えましょう。時節も大事です。「多くの会社が給料日となる25日にはウキウキしたツイートが多い」「候補者のブログに一番アクセスが集まるのは22時台」というように、有権者のネット上の反応には傾向がありますので抑えておきたいところです。給料日であれば、景気対策の投稿をするなど有権者がいまどういう心境か想像を巡らせましょう。

 

 

【ポイント5】コンテンツを充実させる

ネット選挙運動の解禁によって、参院選、都知事選、衆院選などを経て各陣営が出す情報の質は日々進化しています。

 

matsuda4

 

当初は「今日は〇〇で街頭演説をした」といった写真とコメントを連日掲載する陣営が多かったのですが、これですとすぐに有権者に飽きられてしまい、閲覧してもらえなくなります。FacebookやTwitterのタイムラインが選挙関連の投稿で埋まると、多くの有権者はいい気分がしないでしょう。まるで「ネット上で選挙カーを走らせているようだ」とコメントされた方がいらっしゃいましたが、コンテンツを工夫しないと、有権者に見向きもされなくなってしまいます。

 

『勝つ!政治家.com』の高畑さんの分析では、安倍総理のようにFacebookをうまく使いこなしている政治家の投稿内容は、政策等の硬い話、日々の活動報告、パーソナルな話の3種類に分かれ、そのバランスが絶妙なのだそうです。その中身も読みやすく、共感しやすいように設計されていることで求心力が生まれています。

 

写真の撮り方もポイントです。例えば近江牛の有名な店で食事をしたときは、肉を口の前にもっていって、さも「今から食べるぞ」という嬉しそうな自分の写真を載せるのは考え物です。あえて本人は写さず、料理の写真や、その店の大将や女将さんの様子を写した写真を掲載し、近江牛のルーツやその店の工夫などを一言添えて紹介すると、一段と読み応えが出てきます。時には、家族の話で子供からの激励メッセージを紹介したり、好きな音楽や今読んでいる本といったパーソナルな話題も親近感を持って読んでもらえる記事になります。

 

動画もどんどん活用しましょう。最近はスマートフォンの進化で手軽に撮影できるようになりました。選挙期間中、毎朝決まった時刻に候補者が「おはようございます」から始まり、90秒程度で「昨日は〇〇でたくさんの方にお会いしました。今日は△△に行きます。頑張ります」と語りかければ朝の挨拶代わりになります。一方で、いわゆる“ダダ漏れ”、つまり撮ったものを無意味に垂れ流すような中継は視聴者本位とは言い難いでしょう。2分程度に収めるメリハリと冒頭5秒での「掴み」が大事です。

 

選挙戦終盤には選挙中の映像を編集し、プロモーションビデオで最後のお願いをするのも一つの方策です。2013年の川崎市長選で、僅差で勝利した候補者は、低投票率への危惧を真摯に訴えた動画メッセージが有権者の共感を誘ったとも言われています。

 

日頃からネットでの発信に力を入れ地道にファンを増やしてきた候補者であれば、期日前投票の呼びかけ、寄付やボランティア集めへの誘導にも一定の効果があることが示されています。ネット選挙をうまく活用することで、誰もが選挙というお祭りに参加している気分になれるのです。オンラインとオフラインを結ぶ「O2O」を意識し、リアルの得票につなげていきましょう。

この記事の著者

松田馨
株式会社ダイアログ代表取締役
松田 馨

株式会社ダイアログ代表取締役。選挙プランナーとして100を超える選挙に関わり、「日本最年少プランナー」「ネット選挙に精通した選挙プランナー」としてマスコミに多数取り上げられる。週刊誌等での国政選挙の当落予想記事の執筆など、無党派層の動向分析には定評がある。一般社団法人 日本選挙キャンペーン協会理事・事務局長。日本選挙学会会員。

この記事を書いた人

松田馨

松田 馨
株式会社ダイアログ
代表取締役

>>記事一覧を見る

この記事をシェア

  • Facebookでシェア

コラム著者一覧

実績・事例が知りたい

100人を超える戦績(2015年12月末時点)

参議院選挙、衆議院選挙
東京都知事選挙、県知事選挙、
市長選挙、県議会議員選挙、
市議会議員選挙ほか、各種選挙。

どんなサービスを提供しているの?

継続プラン

政治活動をサポートする

継続プラン

選べる4タイプ!

ネット選挙特別プラン

直前の選挙に備える

ネット選挙特別プラン

首長選挙プラン

お得なパッケージ

首長選挙プラン

株式会社ジェイコス「勝つ!政治家.com事業部」TEL 03-5212-4377
〒102-0083 東京都千代田区麹町3-7-9 センダビル4F 担当:苅部(かりべ)まで

  • facebook
  • twitter