統一地方選挙で有権者が投票時に考えていること
2013.11.28|
データは財団法人明るい選挙推進協会、第17回 統一地方選挙全国意識調査−調査結果の概要-からです。
http://www.akaruisenkyo.or.jp/wp/wp-content/uploads/2012/07/17toituagiyo.pdf
平成21年の統一地方選挙の知事選、道府県議選の際に有権者が考慮した点についての調査結果が掲載してあります。
そちらの調査結果をグラフ化したものが下記になります。
年金、税金、高齢化、景気・雇用、医療・介護の課題について考慮したと回答した有権者が多いことがわかります。
また、年代別に、どのようなことを考慮したのかといった点についても調査結果があります。
<知事選>
20〜30歳代では 景気・雇用→税金→教育→医療介護→年金
40〜50歳代では 景気・雇用→医療介護→税金→教育→年金
60歳以上では 高齢化→医療介護→年金→景気雇用→税金
このように年代別に考慮した内容が異なります。
これは以前、当掲載しました、
年代別・有権者の政治に求めることランキング(有権者が投票する時に考えていること)
とほぼ同じような内容になっています。
特に次回の統一地方選は、
消費税が8%に引き上げられてからの選挙になります。
また、以前記載しましたように、
各種企業の地方工場閉鎖等による、
地域雇用の影響等も大きく出てきそうです。
選挙に出馬する予定の方の地域における重要課題はどのようなものでしょうか?
そして、年代別の重要課題はどのようなものでしょうか?
この記事の著者

LLCつくばリスクマネジメント 代表社員
渡部秀成
1999年から公的機関、民間企業の大量テキストデータベース整備、検索システム構築、パテントマップ(特許情報)作成等、各国政治家発言、企業経営者発言、株式情報、有価証券報告書等のテキストマイニングに携わる。2011年東日本大震災時にTwitter上に書き込まれた200万件のツイート分析から風評被害対策の仕組みを体系化。
国内外の実験、論文等で明らかになっている、人の心理的・行動特性をベースにした多面的なソーシャルメディア分析を行い、現場で活用できるマニュアルに落としこむ作業まで行なっている。