2013年7月参議院選挙の世代別投票率
2013.10.17|
総務省の投票率調査結果は、全国、区部、市部、町部、村部という区分がなされています。
そのため、それぞれの地域、性別、年齢区分の投票率をより具体的に知ることができます。
全国の世代別投票率をグラフ化すると下記のとおりになります。
データ出所は、http://www.soumu.go.jp/main_content/000251251.pdfです。
すべての年代で前回の参議院選挙より投票率が下がっていることがわかります。
インターネットを活用した選挙運動により、
20〜30代の投票率が向上することが期待されましたが、
投票率向上とまではいかなったようです。
次に、区部、市部、町部、村部の区分別投票率をグラフ化すると下記のとおりになります。
多くの選挙の場合、村部、町部の投票率は、区部、市部より高い傾向があります。
また、市部よりも、区部のほうが投票率が高い傾向がありますが、
2013年7月に執行された参議院選挙においても同様の傾向が見られました。
最後に、通常は投票率に基づいてグラフを作成することが多いのですが、
各年齢区分毎の投票されなかった割合でグラフを作成すると下記のようになります。
赤で表現されている部分が、投票されなかった割合になります。
このように見ていくと40〜44歳の区分で、
投票率、投票されなかった割合が約半々になります。
年齢層が若くなるほど、赤の部分が目立ちます。
立候補予定のかたの地域の投票率はどのような数字でしょうか?
また、みなさまがお住いの地域の投票率はどのような数字でしたでしょうか?
この記事の著者

LLCつくばリスクマネジメント 代表社員
渡部秀成
1999年から公的機関、民間企業の大量テキストデータベース整備、検索システム構築、パテントマップ(特許情報)作成等、各国政治家発言、企業経営者発言、株式情報、有価証券報告書等のテキストマイニングに携わる。2011年東日本大震災時にTwitter上に書き込まれた200万件のツイート分析から風評被害対策の仕組みを体系化。
国内外の実験、論文等で明らかになっている、人の心理的・行動特性をベースにした多面的なソーシャルメディア分析を行い、現場で活用できるマニュアルに落としこむ作業まで行なっている。