16歳〜29歳までの支持政党はどこか?
2013.07.08|
それでは、投票率が低いといわれる若者世代が支持している政党はどこが多いのでしょうか?
そんな調査結果が明るい選挙推進委員会のホームページ掲載されています。
若い有権者の意識調査(第3回)ー調査結果の概要ー 平成22年1月 という報告書がそれです。
この報告書の66ページ、表7−2に 若者調査Q6ふだん何党を支持していますか(%)という結果が掲載されています。
表7−2をグラフ化したものが下記になります。
このグラフを見ると、割合として一番多いのが支持政党なしというものです。
さらに支持政党なしを年齢別に見ると、
年齢を重ねるに連れて支持政党なしの割合が増えています。
その一方で、自民党、民主党、他党を支持する割合は、
年齢を重ねるに連れて、それぞれ増加傾向にあることがわかります。
また、この調査では、選挙制度、政党、国会、中央省庁、マスコミに対し、どの程度信頼をしていますか?という調査結果も掲載されています。
33ページ 表4−2の表をグラフ化してみました。
このパーセンテージは「あまり+ほとんど」信頼できないと回答した人の割合であることに気を配る必要があります。
各年代とも選挙制度に対しては、政党、国会、中央省庁、マスコミと比較をすると信頼性が高いことがグラフからわかります。
それに対して、政党、国会、中央省庁に対する信頼は各年代ともに低い傾向があります。
インターネットに接続する時間が比較的長い、20〜29歳の層は、
他の世代よりマスメディアに対する信頼が低い傾向が見えます。
政党、議員の方は、
有権者から、何を、どのように信頼されているのかを、
検討する材料として、
財団法人 明るい選挙推進協会 若い有権者の意識調査ー調査結果の概要ーを活用してはいかがでしょうか?
この記事の著者

LLCつくばリスクマネジメント 代表社員
渡部秀成
1999年から公的機関、民間企業の大量テキストデータベース整備、検索システム構築、パテントマップ(特許情報)作成等、各国政治家発言、企業経営者発言、株式情報、有価証券報告書等のテキストマイニングに携わる。2011年東日本大震災時にTwitter上に書き込まれた200万件のツイート分析から風評被害対策の仕組みを体系化。
国内外の実験、論文等で明らかになっている、人の心理的・行動特性をベースにした多面的なソーシャルメディア分析を行い、現場で活用できるマニュアルに落としこむ作業まで行なっている。